
こんにちは、ミズリです。
症状を聞いたことはありましたが、まさか自分が生涯で腰椎椎間板ヘルニアになるとは夢にも思いませんでした。
筋トレを始めて2,3年頃から少し腰が痛いという症状がありました。
ただ、私は仕事がデスクワークです。
仕事柄座る時間が長く、歩いたり、立ちっぱなしであることが少ない日々を過ごしていました。
趣味が筋トレなので、日々扱う重量ではない分、素人ながらこの重量を扱うことが、かなり影響しているのではと思いました。
ましてやスクワットやデッドリフト、ミリタリープレス、バーベルベントオーバーロウ・・・挙げだしたらキリがないですが、このように種目をいろいろ考えると、思いっきり背骨に負荷かかってるやんとか。
いいかげん整形外科で腰を診てもらおうと思いました。
【0ヶ月目】 整形外科で診断

整形外科に来ました。
受診の時間がやってました。
「どうされましたか?」
「腰が痛くて診ていただきたいです。」
いざお医者さんに診てもらい、前屈や寝転がって片足上げなど調べてもらいました。
この時は40°くらい前屈ができ、寝転がっての片足上げもできました。
「普段お仕事は重たい物を持ったりしますか?」
「重たい物を持つことはありません。基本的にデスクワークで長時間座り続けることはあります。」
ここで思いました。
筋トレが趣味で重量物をかなりの頻度で扱うと打ち明けなければならないと。
筋トレが趣味と言うのを、なぜか恥ずかしい気持ちになりながら、
「趣味が筋トレなんですけど、この時は重たい物をかなりの頻度でたくさん持ちます。」
言った後は、言ってやったぜと気分が良くなりました。
なんならお医者さんも「実は私も筋トレが趣味なんだよ」と言ってくるんじゃないかと思いました。
「ゼロではないが、筋トレをしていることだけが要因とはいえないですね」とお医者さんに言われました。
筋トレの話はもうここで終了しました。
この話が終了したことで気づいたのは、私がただ筋トレの話がしたいだけでした。
とまあ筋トレの話はここまでにして、ひとまず様子をみることになりました。
【1ヶ月目】 整形外科で再度診断
今日は足の日。
いつも通りスクワットでSETに入りました。
1REPした瞬間、腰に違和感があり、急きょやめました。
とりあえずパワーラックスペースを片付けました。
その数分後、とてつもなく腰が痛くなってきて、車に乗るのも一苦労。
再度整形外科で受診した結果、寝転がっての片足上げがとんでもなく痛かったです。
一週間後にMRI検査を受けられるよう、近くの病院で予約を取ってもらいました。
診断中、合わせて筋肉注射を打ってもらいましたが、私にとっては気休めな感じでした。
翌週、病院へMRI検査を受けに行きました。
初めてのMRI検査。
説明を受けた通り、機械の中で検査中は「ゴーゴー」と鳴る音がありました。
どきどきしました。
でも私はどこでも寝られるたちなので、またクラシックの流れるヘッドホンを借り、爆睡。
すぐ終わったように感じました。
撮ってもらったCDデータを持って、その日の内に担当医のいる整形外科に行きました。
結果、腰椎椎間板ヘルニアL4,5番と診断されました。

「ひどい状態だから、安静にしたほうがいい」
通常通り歩くことはできます。
ただ、筋トレはできそうもなかったので、筋トレを休むことにしました。
(お医者さんは懸垂はしていいと言っていて、懸垂をしていましたが、なかなか痛くてできません。いや、してはいけないのではと思う。)
整形外科にてリハビリを受け、自然治癒を目指す方向となりました。
【2ヶ月目】 足に激痛が現れ、坐骨神経痛となる。
リハビリは進めているものの、腰の痛みは強くなる一方で、不安を感じていました。
元々痛み止めのお薬はいただいていました。
しかし、全く効かないのでタリージェというお薬を処方してもらいました。
なんとなくですが、腰の痛みは少し緩和されたような気がしました。
ここでさらに衝撃の痛みが現れました。
腰の痛みが和らいできたころ、片側のお尻から太もも裏、ふくらはぎまで電気が走るような痛みが現れました。
受診した結果、坐骨神経痛と診断されました。
自分の症状を事前に検索はしていので、やっぱりなと思いました。
腰の痛みもつらいが、この足にくる痛みは目が一気に覚める痛みで、一瞬自分の中で時が止まったように感じます。(あくまで私の感想ですが。)
電気が走るような痛みが出ている間は、力が抜けるような感じもあるし、その瞬間は痛すぎて、痛みが引くまで動けません。
この頃、私の心の中では手術だけはしたくないという思いがあったので、まだ様子見で帰りました。
【3ヶ月目】 ブロック注射で緩和を試みる。
一日の中で、朝起きることが最もつらいです。
簡単に立ち上がることができません。
寝ている状態から立ち上がるまでに、約30秒はかかっていました。
鏡を見ると、自分が腰あたりから右に傾いていることが服の上からでもよく分かりました。
生活に大きく支障が出ているので、耐え切れず再度受診。
神経付近に麻酔を打ってもらうブロック注射をしてもらいました。
お医者さんからはかなり痛いけど、頑張ってねと言われました。
本当に痛かったです。
まるで痛みが徐々に膨れ上がるような感じでした。
ただ、ブロック注射による痛みは打って5秒程度の間なので、ここを我慢すれば痛みから解放される気分でした。
この後は片側の足が麻痺して、痛みはかなり緩和されました。
ただ、歩きにくいのでふらふらしながらゆっくりと帰路につきました。
しかし事態は一変。
夕方頃、まさかの足の痛みが復活し始めました。
翌朝、足の痛みはブロック注射を打つ前の日常に戻りました。
このあたりから対象の足とは反対の足が麻痺し、排尿・排便がうまくしにくくなりました。
洋式の便座では、排尿がしにくく、
特に排便で、トイレで力むと、片側のお尻の奥で電気が走るような痛みが出ます。
ゆえに、大便をもよおしている状態でも、力むと痛いので、力むことをやめてしまいます。
この繰り返しで、便秘になりがちのため、便秘薬を飲んでなんとか出るようにしていました。
もう耐えられないと思い、手術を受けることにしました。
【4ヶ月目】 症状悪化により、手術を受けることに決意する。
受診していた整形外科では手術ができないので、病院を紹介してもらいました。
予約してもらった病院が一週間後でした。
この一週間は仕事をしていたので、とにかく寝起きも仕事中もつらかったです。
やっとのことで病院での受診となり、再度MRI検査を受ました。
3ヶ月前より、悪化していることがわかりました。

素人ながら、異常と分かるほど大きなヘルニアだったのでこれは痛いはずだと、頷いている自分が妙に変な感じだと思いました。
MRI検査によって緊急性の高い状態であることが分かったので、すぐに手術の日程段取りをしていただけました。
6日後に手術日が決定したので、心の中でほっとしました。
以前の私では考えられない心境です。
続く。